皮膚が赤くなる

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「皮膚の一部が赤くなっている」というのは、比較的よくある皮膚トラブルの1つです。
急にできたもの、ずっとあるもの、生まれたときからなどさまざまで、原因として考えられる疾患も多岐に渡ります。
早い対処が必要な場合もあるので、適切に見極めることが重要です。
今回ご紹介する中で当てはまると感じられるになるものがあれば、ぜひ医療機関でご相談ください。

皮膚が赤くなる疾患とは?

肌に赤みが出る疾患はたくさんあります。この記事では、13の疾患について原因や対策をご紹介します。

  • 尋常性乾癬
  • 湿疹
  • 接触皮膚炎
  • 尋常性ざ瘡
  • 血管腫
  • 酒さ
  • 薬疹
  • 蕁麻疹
  • アトピー性皮膚炎
  • 帯状疱疹
  • 単純ヘルペス
  • 虫刺され(虫刺症)
  • 蜂窩織炎

尋常性乾癬

尋常性乾癬は、皮膚に赤い発疹や紅斑(赤く、少し盛り上がった円形の皮疹)ができる病気です。発疹には次第に銀白色のカサブタのようなものがつき、やがてフケのようにボロボロと剥がれていきます。約半数の方にかゆみがみられますが、比較的軽度です。関節の炎症や痛みを伴う場合もあります。「乾癬(かんせん)」という名前や見た目から感染症のように勘違いされることもありますが、他の人へうつることはありません。

皮膚では常に新しい細胞が作られており、古い細胞は垢として剥がれ落ちていきます。これをターンオーバーといいます。ターンオーバーは通常28~40日周期で行われていますが、尋常性乾癬の患者さんではこの周期が4~5日と極端に短縮され結果として皮膚が多く剥がれ落ちているのです。

治療にはステロイド剤や免疫抑制剤、生物学的製剤などを使用します。また、光線療法をおこなう場合もあります。患者さんの状態に合わせた治療選択が必要になるため、皮膚の赤みやフケの増加を感じた場合には、早めに医療機関でご相談ください。

湿疹

皮膚の痒みがあり、カサカサや赤み、丘疹(ブツブツしたできもの)、水疱などを呈する状態を総称して「湿疹」と呼びます。「湿疹」と聞くと病名ではないように感じられる方も多いですが、れっきとした病名です。

ぶつけた、どこかに擦ったなどの心当たりがなく、肌の痒みや発疹が生じてよくならない場合には、念のため医療機関での受診をおすすめします。

接触皮膚炎

接触皮膚炎は一般的に「かぶれ」と呼ばれ、その原因は、多岐に渡ります。なかでも多いのはアクセサリーに使われる金属類や、湿布などの医薬品、化粧品や香料、染髪料などです。

一般的な接触皮膚炎は、皮膚の赤みとぶつぶつとして少し盛り上がった湿疹様皮疹で、かゆみを伴います。

刺激が強く炎症が悪化すると、湿疹部分が水ぶくれとなってしまったり、ジクジクとただれてしまったりすることがあります。

皮膚に赤みが出てきた段階で、早めに対処して症状を抑えることが大切です。

尋常性ざ瘡

尋常性ざ瘡は毛根を包んでいる袋状の組織である毛のうを中心とした炎症性疾患で、いわゆる「ニキビ」です。毛穴が塞がって、皮脂分泌が増えることで、毛のう内でアクネ菌が異常に増殖してニキビが悪化します。

ニキビは、思春期にはよくある症状ですが、炎症が長引いたり、程度が強い場合にはニキビ痕が残ってしまったりすることがあります。大人になってからもニキビが減らずに悩んでいる方も少なくありません。

医療機関での適切な治療で、尋常性ざ瘡(ニキビ)を早く改善したり、悪化を抑えたりすることができます。症状でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

血管腫

血管は、バームクーヘンのような層状の構造になっており、その内側の層が「血管内皮」です。この血管内皮の細胞が異常に増殖したものを血管腫と呼びます。

血管腫は主に、生後すぐから生じる「いちご状血管腫(乳児血管腫)」と、20歳代以降から生じる「老人性血管腫」の2種類があります。

いちご状血管腫(乳児血管腫)の場合、皮膚の表面が赤くでこぼこに盛り上がります。数年で自然に消えることも多いのですが、目や首にできた場合は早めに対処しなくては機能に問題が出てしまうかもしれません。

老人性血管腫は、数ミリ〜豆粒ほどの大きさで、見た目は赤いホクロのような印象です。加齢とともに数が増える傾向にありますが、見た目以外には特に問題はありません。

いずれの場合でも、レーザー治療や外科的な切除などいくつかの選択肢がありますので、ご相談ください。

酒さ

酒さは「赤ら顔」とも呼ばれ、顏に赤みやニキビのような症状が見られる皮膚疾患です。30〜50代で、男性よりも女性に生じやすいことがわかっています。

赤みと血管拡張(血管が広がり、細いチリチリとした赤い線が皮膚に透けて見える状態)に加えてほてり感やヒリヒリ感などを伴います。数ヶ月~数年にわたって症状が続く慢性炎症性疾患です。

症状が出るのは主に顔(頬や眉間、鼻など)で、段階を経て進行します。はじめは飲酒や気温差で赤みやほてりが悪化する程度ですが、徐々に赤みが取れなくなり、顔全体へ広がり、丘疹(盛り上がった発疹)やニキビ様の症状が出るようになります。

酒さは、まだ根本的に治す方法がありません。顔の赤みが消えないことに気がついたら、早めに診断をつけ、悪化させないように治療を始めましょう。

薬疹

薬疹とは、薬を内服したり注射したりしたことが引き金となって生じる発疹(皮膚のブツブツ)のことです。中でも、ごく一部の人に生じるアレルギー性の薬疹が問題となります。どのような薬でも薬疹を起こす可能性はあり、絶対に薬疹の出ない薬というものは存在しません。

一般的に薬疹といった場合は、アレルギー性の薬疹を指します。何か新しい薬を服用して発疹が出たら、その薬のせいだと考えたくなると思いますが、薬疹なのか、病気による症状で発疹が出ているのか慎重に判断する必要があります。

アレルギー性の薬疹は、服用を始めて1~2週間経過してから現れることが多いです。もし皮膚にブツブツ(湿疹)が出た場合には、服用している薬やサプリメントについて全て医師へ知らせてください。お薬手帳などがない場合は、実物を持参しましょう。いつから、どのような皮膚症状がでているのか、また、必要に応じて血液検査やパッチテストなどを組み合わせれば、原因の成分を突き止められることもあります。

薬疹の中でも非常に重篤な症状が出る「スティーブンス・ジョンソン症候群」や「中毒性表皮壊死症」には、注意が必要です。皮膚が赤く腫れて火傷のようになり、皮が剥けます。口の中や目など、粘膜にも症状が強く出て、水疱(水ぶくれ)や潰瘍になってしまいます。

このような症状がある場合は、すぐに入院して専門的な治療が必要となりますので、医療機関で受診しましょう。

軽度の薬疹であれば、まずは薬の処方元医療機関へ連絡しましょう。受診すべきか、薬の服用は続けるべきかなど、指示を仰いでください。

蕁麻疹

蕁麻疹は皮膚がモコモコ盛り上がる「膨疹」で、赤みを伴い非常にかゆいのが特徴です。形は様々で、個別に出てきた蕁麻疹同士がくっついて大きな蕁麻疹となることもあります。数時間程度で自然と消える場合もあれば、1日続くこともあります。また、人によっては毎日決まって同じ時間にぶり返すような方もいます。

原因は、食物や環境へのアレルギー、気候の変化、服用中の薬やその時の体調など多岐に渡り、原因の特定は難しいことが多いです。蕁麻疹以外に腹痛や下痢、息苦しさ、動悸などを伴う場合には危険な状態の可能性があるため、すぐに医療機関で受診しましょう。

アトピー性皮膚炎

かゆみを伴う皮疹が、悪くなったり良くなったりをくりかえす慢性的な皮膚病です。皮膚が赤くなって発疹ができるだけでなく、乾燥して皮がむけたり、掻き壊してカサブタになってしまったりすることもあります。

子どもの頃に発症することが多く、成長とともに良くなる傾向にありますが、成人しても症状が続く人もいます。まれに成人で発症する人もいます。

自身や家族が気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれか、ないしは複数に罹患したことがあることをアトピー素因といいます。アトピー素因を持つ人は、持たない人に比べてアトピー性皮膚炎にかかりやすいです。

アトピー性皮膚炎を皮切りに、喘息や食物アレルギー、鼻炎、結膜炎などを次々に発症することを「アレルギーマーチ」と呼びます。アトピー性皮膚炎の治療をしっかりと続けることは、他のアレルギー疾患を引き起こさないことにも繋がります。

乾燥などが原因で皮膚のバリア機能が壊れることがアトピーを悪化させるので、保湿をおこない、必要に応じてステロイド外用薬などを使った治療で皮膚の状態を安定化させましょう。

アトピー性皮膚炎が悪化すると、皮膚から細菌が侵入しやすくなり、蜂窩織炎や血流感染症を起こすこともあります。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。水ぼうそうにかかったことのある人なら誰でも体内にウイルスが潜伏しており、何かのきっかけで帯状疱疹を発症する可能性があります。

体の左右どちらかに、ピリピリとした神経痛のような痛みが生じ、その後、水疱を伴う赤い発疹が帯状に現れるのが特徴です。

痛みは、かゆみやしびれのように感じられることもあれば、針で刺したようにピリピリ、チクチクとした痛みに感じたり、焼けるような痛みに感じたりと、人によってさまざまです。

治療には抗ウイルス薬や痛み止めを使います。抗ウイルス薬は発症後72時間以内に飲み始めるのが望ましいとされています。特に、首より上に症状があるときには合併症の危険性が高いため、早い治療がとても重要です。首、目、耳の周囲などに症状がある場合には、すぐに医療機関で受診しましょう。

どの部位であっても、放置すると重症化したり後遺症を残したりすることも多いため、帯状疱疹は油断できない病気です。体の片側だけに赤みやピリピリ感の症状が出たときは、すぐに医療機関で受診しましょう。

単純ヘルペス

口唇ヘルペスや性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)による感染症です。

実際には、感染する部位は唇と性器に限りません。目の周りなど顔のあらゆる部位、指先、お尻など全身のどこにでも感染する可能性があります。

皮膚に見た目上の異変が出る前から、違和感やムズムズした感覚が生じ、その後半日くらいすると赤く腫れてくることが多いです。その後、痛みを伴う小さな水疱が現れます。

水疱の中にはウイルスがたくさん詰まっていますので、できるだけ水疱には触れず、水疱が破れて内容物に触れてしまったら石けんで手を洗いましょう。

口唇ヘルペスの場合、放っておいても自然と治りますが、抗ウイルス薬の外用薬か内服薬での治療をおこなえば治癒までの期間が短くなります。

性器ヘルペスは何度も繰り返しやすく症状も重いことが多いため、医療機関で治療を受けることをおすすめします。性器や肛門周囲のかゆみや不快感から始まり、赤みや腫れを伴うようになり、その後小さな水疱が多数できます。水疱が破れると痛みが生じ、排尿や歩行も難しくなることもあります。

虫刺され(虫刺症)

蚊やノミ、ダニをはじめとして、さまざまな「虫」に刺されたり、噛まれたりして皮膚症状が出たものが虫刺され(虫刺症)です。クラゲなどの海生動物に刺された場合も虫刺されと呼びます。

症状としては、痛みやかゆみ、肌の赤み、腫れなどが代表的です。かゆみは、刺されたり噛まれたりしたときに体内へ入った物質(唾液や毒成分)へのアレルギー反応が主で、たいていの場合、症状は数日〜1週間程度で改善します。

軽症であれば自然に治るのを待つことも可能ですが、症状が強い場合にはステロイドの外用薬やかゆみ止めが必要になるかもしれません。掻きむしると、感染症を引き起こすなど悪化する可能性があります。症状が強い場合には、早めに医療機関で受診してください。

どの虫(生き物)による症状かによって、治療法が変わる場合がありますので、余裕があれば、虫の写真などをとっておくとよいでしょう。

蜂窩織炎

蜂窩織炎は、皮膚の深い部分で生じた感染症です。表皮の下にある、真皮から皮下組織にかけての部分で細菌が繁殖し発症します。

ブドウ球菌や連鎖球菌など、誰の皮膚にも棲みついている、ごくありふれた細菌が原因になりやすいです。白癬菌(水虫の原因菌)が傷から入り込んだり、動物に噛まれたりして蜂窩織炎を起こすこともあります。

全身のどこにでも生じる可能性はありますが、足の蜂窩織炎が比較的多いです。他の人へ感染することはありませんが、自然に任せていても治りにくいため、しっかりと治療をする必要があります。

皮膚に傷がある方、むくみの強い方、免疫が弱い状態の方などは蜂窩織炎を起こしやすいので、皮膚の赤みや熱感、痛み、高熱などの症状があればできるだけ早く医療機関で受診してください。

皮膚の赤みでお困りなら受診を

皮膚の赤みは、あらゆる皮膚疾患で生じます。皮膚の赤みは比較的初期から出やすい症状で、放置していると悪化することも多いです。

悪化してしまう前に適切な診断を受け、治療をおこないましょう。皮膚の赤みに気がついたら、医療機関での受診をご検討ください。

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