咳の症状をメインとする疾患としては、以下の様なものが挙げられます。
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気管支炎/気管支炎後咳症候群
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肺炎後鼻漏
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咳喘息
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結核
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百日咳
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胃食道逆流症
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肺がん
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薬剤性
咳がメインの病気で最も多い疾患は気管支炎で、90%以上がウイルス性で、いわゆる風邪の一型ととらえられることが多いですが、5〜10%でマイコプラズマやクラミジア、百日咳菌といった特殊な菌が原因になる場合もあります。また、気管支炎とよく鑑別を要する病気として肺炎があります。特に38度以上の発熱を伴う場合は、肺炎の可能性も考えなくてはなりません。また、3週間以上咳が続くようないわゆる慢性咳嗽をきたす3大原因として、咳喘息、後鼻漏、胃食道逆流症がありますが、日本ではまだまだ結核も慢性咳嗽の原因として多い病気に挙げられます。慢性咳嗽を認めるような場合には、胸部レントゲン検査などの画像検査を行い、しっかり診断につなげる必要があります。胸部レントゲン検査は、院によっては対応しておりません。胸部レントゲン検査をご希望される方は、事前に各院に問い合わせをお願い致します。
→詳細は「内科 風邪」をご参照ください。
→詳細は「小児科 風邪」をご参照ください。
→詳細は「アレルギー科 喘息」をご参照ください。