腹痛や下痢、嘔吐といった消化器症状の原因として最も多いのは、ウイルス性腸炎です。
よく「胃腸炎」とか「おなかの風邪」と言われるのがこれに当たります。
抗菌薬は必要ないことが多く、大切なことは「脱水の予防」「感染防御」になります。
基本的に、OS-1などの経口補水液をこまめに飲んでもらうことで脱水の予防につながりますが、嘔気が強く、すぐに吐いてしまう様な場合や、重度の脱水を疑う様な場合には、点滴で水分を補うことがよいです。
また、ノロウイルスなど感染力の高いウイルスが原因となることもありますので、タオルの共用を避けたり、共用トイレの清潔管理を徹底したりといった、感染防御の対策をしっかり行いましょう。
腹痛の原因として、重篤な疾患が胃腸炎に紛れていることもあります。
特に、高熱を伴う腹痛は注意が必要ですので、早めに当院を受診してください。
→詳細は「内科 胃腸炎」をご参照ください
→詳細は「小児科 胃腸炎」をご参照ください
→詳細は「循環器内科 狭心症」をご参照ください