鼻汁の症状をメインとする疾患としては、以下の様なものが挙げられます。
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アレルギー性鼻炎・季節性鼻炎(花粉症など)
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副鼻腔炎(細菌性 or ウイルス性)
鼻水がメインの場合、見逃して大きな問題になるような病気はありませんが、大事なのは感染性か非感染性か、また感染性であれば細菌性かウイルス性かを見極めることです。感染性であれば、鼻水以外にも咳や喉の痛みを一緒に訴える方が多いです。細菌性かウイルス性かを見極めるには、1つは鼻水に粘り気があり、色調が黄色に近いと、細菌性の可能性が出てきます。また、1度発熱が起きてから、3日くらいして良くなったのに、その後数日してからまた鼻水が悪化し熱も出てきたという二峰性の経過を認めるようであれば、細菌性の可能性が高いです。ウイルス性には抗菌薬は効きませんが、細菌性には抗菌薬が効果を発揮します。ただ細菌性には必ずしも抗菌薬が必要というわけでもなく、特に副鼻腔炎のような体表に近い部分での細菌感染は、抗菌薬なしでも自然に治ってしまうことが多いのが現状です。もちろん、重症化してしまう場合もありますので、まずはクリニックを受診することをお勧めします。
→詳細は「内科 風邪」をご参照ください。
→詳細は「小児科 風邪」をご参照ください。
→詳細は「アレルギー科 花粉症・アレルギー性鼻炎」をご参照ください。