診療内容 予防接種

新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」

2024年5月より、ファイザー社の新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」が、インフルエンザワクチンなどと同様に任意接種が可能になりました。ここでは、コミナティの有効性や安全性についての情報など詳しく解説します。

コミナティってどんなワクチン?

コミナティは、mRNA(メッセンジャー アールエヌエー)ワクチンという種類のワクチンです。
mRNAワクチンについて簡単に説明すると、ウイルスのタンパク質を作るための設計図(mRNA)を注射することによって、体内で設計図であるmRNAからウイルスのタンパク質の一部(抗原)が作られ、その抗原に対して、抗体が産生されることにより、新型コロナウイルスに対する免疫を獲得させるというワクチンです。

変異株にも対応していますか?

令和6年(2024年)5月時点で流通しているコミナティは、オミクロン株の亜型である「XBB.1.5」対応の1価ワクチン(ファイザー社)になります。

コミナティの対象年齢や接種時期、接種回数は?

接種対象者:12歳以上となっています。

接種時期:通常、前回の新型コロナワクチンの接種から少なくとも3カ月経過した後に接種することができます。

接種回数:基本は1回ですが、過去に新型コロナワクチンの接種歴のない方は、およそ4週間の間隔をおいて2回目の接種を行うことができます。

他のワクチンと同時に接種することはできますか?

他のワクチンと同時に接種することができます。また、他のワクチンと接種間隔をあける必要もありません。

コミナティの安全性や有効性は?

「XBB.1.5」対応の1価ワクチン(コミナティ)の安全性については、これまで使用されてきた従来株対応の1価ワクチンや、従来株とオミクロン株の両方に対応した2価ワクチンと比較して、大きな差が無いことが、これまで実施されてきた臨床試験からも確認されています。 
有効性については、オミクロン株2価ワクチンの臨床試験において中和抗体価の上昇がみられ有効性が確認されていること、オミクロン株に対する有効成分を含むワクチンの非臨床データからヒトでの免疫応答について一定の予測が可能であることから、非臨床試験における中和抗体価のデータに基づき有効性が期待できるとされています。

コミナティの効果はどれくらい続くの?

令和6年(2024年)5月時点で、長期の有効性データは得られておらず、まだはっきりとどのくらいの期間効果があるということは分かっていません。まだ新しい薬ですので、今後知見が集約されることが期待されます。

コミナティの副反応は?

基本的に安全性に関して大きな問題はないとされていますが、どんなワクチンにも必ず副反応というものがあり、コミナティも例外ではありません。副反応としては以下のようなものが報告されています。

考えられる副反応
◆注射した部位の痛み:最も頻度が高く(約60〜90%)、特に接種後12〜24時間で痛みが顕著
◆注射した部位が赤く腫れる
◆注射した部位にしこりができる
◆だるさ(約60%)
◆頭痛
◆37.5度以上の発熱(約30%)
◆嘔吐
◆下痢

ごく稀に起こる重大な副反応
◆ショックやアナフィラキシー
◆心筋炎や心膜炎

これらの副反応は一般的には数日以内に消失します。
また、高齢者よりも若年者で見られることが多く、2回目の接種の方がより多く副反応が起こるようです。
基本的には何もせずに経過を見るか、解熱鎮痛剤などの薬で経過をみていればよくなるケースがほとんどですが、衰弱した高齢者の場合は、この副反応が致命的になることもありますので、接種するかどうか医師とよく相談してから決めましょう。
また、頻度こそ多くはありませんが、誰しも命の危険にさらされる副反応がアナフィラキシー反応といったアレルギー反応です。心筋炎や心膜炎の報告もあります。接種後数日以内に胸の痛みや動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。

妊娠中・授乳中でも接種できますか?

妊娠中・授乳中・妊娠を計画中の方にも、ワクチンの接種が推奨されています。
接種開始当初はエビデンスが少なかったのですが、現在は妊娠中の方への高い効果が分かっており、安全性が疑われるようなデータもないことから接種が勧められています。妊娠12週以降が望ましいとされています。
授乳に関しても、母乳にワクチンが移行する可能性は低いとされています。仮にmRNAが母乳中に存在したとしても、こどもの体内で消化されるため影響を及ぼすことは考えにくいといわれています。
接種すべきか悩まれる場合には、まず医師にご相談ください。

コミナティの料金はいくらですか?

クリニックプラスでは1本15400円(税込)で接種できます。

クリニックプラスでコミナティを受ける場合の注意点

  • 当日予約は出来ません。ワクチンの発注の関係で、1週間前までにLINE予約の「予防接種」からご予約をお願いします。
    (LINEをお持ちでない方は、お電話での予約も受け付けています)
  • ワクチン接種後は、15分院内で待機することをご了承ください。(アナフィラキシーなどのリスクの高い方には30分の待機をお願いする場合もあります。)
  • 当日のキャンセルは受け付けておりませんので、キャンセルされる方は前日までにお願いします。

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