ご家族やご友人から「いびきがうるさい」、「寝ているときに呼吸がとまる」といった指摘を受ける方は、「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。これは、寝ているときに舌がノドに落ち込み、気道をふさいでしまうことで起こります。睡眠中の酸素の取り込みが不十分になり、睡眠の質が低下することで、日中の眠気やパフォーマンスの低下につながります。さらには生活習慣病や心臓の病気、脳の病気の合併につながるとも言われていますので、あなどってはいけません。また、肥満の方に多いイメージかもしれませんが、決して肥満の方にだけみられる訳ではありませんのでご注意ください。
いびきや眠気でお困りの方は、体重を減らす、飲酒を控える、寝るときの体勢で仰向けを避ける、といった対応を普段から心がけることがとても大切です。それでも改善が乏しい場合にはCPAP療法という、寝るときにマスクをつけながら寝てもらう治療法が効果的です。まずは医師にお気軽にご相談ください。
→詳細は「内科 睡眠時無呼吸症候群」をご参照ください。