低用量ピル(下北沢院のみ対応) 

・低用量ピルとは?

低用量ピルとは一般的に経口避妊薬(oral contraceptives: OC)のことを指します。高い避妊効果が得られる他、月経不順や月経困難症(PMS)の改善、子宮内膜症の治療目的としても使用されます。日本では低用量ピルの普及が他の先進国に比べて著しく遅れており、普及率としては未だ3%程度になります。一方で、海外では低用量ピルの服用は当たりまえで、フランスやドイツの低用量ピルの普及率は30%以上になります。日本で普及が遅れている理由として、「副作用が怖い」という意見が多いですが、「低用量ピルに対する正しい理解が得られていない」ということも挙げられます。低用量ピルは正しく服用することで、多くの恩恵を受けられることが、ようやく日本でも広まってきており、近年低用量ピルを服用される方が増えてきています。

・低用量ピルの仕組みは?

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。エストロゲンは妊娠の準備をすすめるホルモンで、排卵期に向かって徐々に増えていきます。一方プロゲステロンは妊娠の継続をサポートするホルモンで、排卵期が過ぎると分泌されるようになります。これらのホルモンの働きによって、子宮内膜が厚くなり、受精卵が着床しやすい環境が作られていきます。妊娠が成立しないと、やがてエストロゲンとプロゲステロンは減少し、不要になった子宮内膜が剥がれ落ちることで月経が起こります。

低用量ピルには、エストロゲンとプロゲステロンが含まれており、これら女性ホルモンを正しく取り入れることで、月経や妊娠をコントロールすることができます。

・低用量ピルの効果は?

低用量ピルは経口避妊薬と言われるように、避妊効果がある薬と知られていますが、その他副効能として、月経不順やPMSなど様々な症状に対して効果が期待できます。具体的には以下のような効果が挙げられます。

避妊効果
PMS(月経前症候群)の改善
子宮内膜症の改善
ニキビなど肌荒れの改善
卵巣がんや子宮がんのリスクを軽減

もちろん避妊効果としては、低用量ピルを毎日欠かすことなく服用することで、約99%と十分な効果を得ることができますが、実際にピルを使用している方へのアンケート結果をみてみると、月経不順や月経痛の緩和などの副効用に期待して使用している割合が多いです。「毎月の生理が辛い」「生理のせいで日常生活に支障が出る」といった女性も、ピルを上手く活用することで、生活しやすくなることが期待できます。

・低用量ピルの種類は?

低用量ピルは、含まれるプロゲステロンの種類によって4世代(種類)に分けられます。また、1シート内に配合されているホルモン量によって一相性、三相性の二種類に分けられます。

一相性:エストロゲンとプロゲステロンの配合量がすべて同じで一定
三相性:エストロゲンとプロゲステロンの配合量が3段階に変化

低用量ピルには実薬のみの「21錠タイプ」と、実薬21錠+偽薬7錠の「28錠タイプ」があります。「28錠タイプ」は毎日内服すれば、自然と21日間の服用と7日間の休薬が続けられるため、飲み忘れを防ぐことができます。

クリニックプラス(及びLuna’s)で取り扱っている低用量ピルはマーベロン(後発薬:ファボワール)とトリキュラー(後発薬:ラベルフィーユ)の28錠タイプになります。

マーベロン/ファボワール:

第三世代の低用量ピルで避妊やPMSの改善効果が得られる他、男性ホルモンの抑制効果も高いため、ニキビや肌荒れの予防にもなります。

トリキュラー/ラベルフィーユ:

第二世代の低用量ピルで、三相性のため自然なホルモンバランスに近い状態になるように作られています。

・低用量ピルの副作用は?

低用量ピルの代表的な副作用として、以下の様な物が挙げられます。

悪心・嘔吐
不正出血
乳房緊満感・乳房痛
頭痛・片頭痛
下腹痛

これらの症状は多くの場合、服用を継続することで改善するため、過度な心配は不要です。2ヶ月を超えても改善しない場合は、ピルの中止や、種類の変更なども検討する必要がありますので、再度医師の診察を受けるようにしましょう。また、上に挙げた副作用に比べるとずっと発症頻度は低いですが、ピルを服用する場合の重篤な副作用として、静脈血栓塞栓症の発症リスクあります。静脈血栓塞栓症とは、血液がゆっくり流れている静脈内の血液が固まり血管が詰まってしまい、様々な障害を引き起こす病気です。多くは足の浮腫みや痛みの症状で発症します。10,000人に対して3~9人 (0.03~0.09%) と発症する割合は低いですが、それでも、喫煙者、高齢、肥満、家族に血栓症にかかったことがある方がいらっしゃる、といったケースの場合は注意が必要です。必ず医師に相談することをお勧めします。

・低用量ピルの費用はどれくらいですか?

お薬の種類によって多少金額が前後致しますが、下記料金が目安となります。
数ヶ月分まとめてご購入いただくと値引き率が上がります。

1ヶ月分  2800~3000円/月

3ヶ月分  2660~2850円/月

6ヶ月分  2520~2700円/月

12カ月分 2380~2550円/月

※別途診察料がかかります。

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