新型コロナウイルスに感染した方は、治療や療養が終わっても、症状が長引く場合があります。
これを、新型コロナウイルス後遺症(コロナ後遺症)といいます。
コロナ後遺症は時間とともに徐々に改善していくことが多いとされていますが、そのスピードには個人差があり、人によっては半年以上続くようなケースも報告されています。
コロナ後遺症の症状にはどんなものがありますか?
コロナ後遺症の症状にはさまざまなものがありますが、代表的なものとして、下記のような症状が挙げられます。
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だるさ(倦怠感)
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息切れ
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咳
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抜け毛
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微熱
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うつ状態
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不眠
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頭痛
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胸痛
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動悸
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味覚・嗅覚障害
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関節痛・筋肉痛 など
コロナ後遺症の注意点は?
まずは、本当にコロナ後遺症なのかどうかを疑うことが重要です。
新型コロナウイルス感染に紛れたその他の重要な疾患を見逃してしまうと、場合によっては命の危険にさらされる場合もあります。
また、新型コロナウイルス感染によって、肺や心臓・脳・消化器といった各臓器が障害を受ける場合もゼロではありません。
症状が続く場合には、医療機関を受診して、精密検査を受けるようにしましょう。
コロナ後遺症の原因として精神的・心理的な負担が大きな割合をしめることもしばしば見受けられます。
ご自身で抱え込んでいると、症状の増悪にもつながりかねません。まずは医師にご相談ください。