二次性高血圧の原因は?受診するべき目安や治療についても解説。 

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血圧は高いけれど、ついつい医療機関から足が遠のいてしまっている……という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、高血圧の状態が長く続くと、脳や心臓に関わる重い病気をはじめ、腎機能低下を引き起こす可能性があるため、放置は禁物です。

高血圧にはいくつか種類があり、特に「二次性高血圧(にじせいこうけつあつ)」については、適切な治療によって完治できる可能性のある高血圧です。

今回は、二次性高血圧の原因や症状、受診するべき目安などについて解説します。

二次性高血圧の症状

まずは、二次性高血圧とはどのような病気なのかを確認しておきましょう。

高血圧の種類

高血圧には、病気が原因で血圧が上がる「二次性高血圧」と、原因が特定できない「本態性高血圧症(ほんたいせいこうけつあつ)」の2種類があります。

二次性高血圧が疑われた場合は、必要に応じて以下の検査項目を組み合わせ、原因となる病気を探っていきます。

・採血(血液検査)

・超音波検査

・MRI検査

・尿検査

二次性高血圧の自覚症状

二次性高血圧は、特に自覚症状がない場合がほとんどです。

血圧がとても高いときには、頭痛やめまい、肩こりなどが起こることもありますが、これらの症状は血圧と関係なく普段からもよく起こります。自覚症状はあまりあてにならないといえるでしょう。

二次性高血圧の原因

さまざまな病気が二次性高血圧の原因となります。二次性高血圧が疑われた場合、血液検査をはじめとするさまざまな検査を行って、原因となる病気を探っていきます。

①腎臓の病気

腎臓の病気が原因で、二次性高血圧が起こる場合があります。

腎臓につながる血管が細くなることにより血圧が上がる「腎血管性高血圧(じんけっかんせいこうけつあつ)」や、腎臓の働きが低下することにより血圧が上がる「腎実質性高血圧(じんじっしつせいこうけつあつ)」などが知られています。

②ホルモンの異常

身体の中では多くのホルモンが体の調子を整え、生命を維持するために機能しています。

ホルモンの中には血圧を上げる働きをするものが数種類あり、これらのホルモンの分泌を異常に増やしてしまう病気が原因で高血圧が引き起こされる場合があります。
主に以下の病気が挙げられます。

・原発性アルドステロン症(げんぱつせいあるどすてろんしょう)

・褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)

・クッシング症候群(くっしんぐしょうこうぐん)

③睡眠時無呼吸症候群

最近、二次性高血圧の原因として「睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)」が注目されています。

睡眠時無呼吸症候群の人は、呼吸が止まった状態から呼吸が再開するとき、身体は寝ているにも関わらず、脳は起きているという状態になります。この際、それまで優位に働いていた副交感神経に代わって交感神経が働くことで血圧が上がります。そのため、寝ている間に何回も呼吸が止まる人では、本来は血圧が低くなるはずの夜間に血圧が上がったり下がったりを繰り返します。一部の人では血圧が上がった状態が続き、夜間高血圧となる場合もあります。

④薬剤性高血圧

薬の副作用が原因で起こる高血圧は「薬剤性高血圧(やくざいせいこうけつあつ)」と呼ばれ、これも二次性高血圧のひとつです。

原因となる薬でよく使われているものとしては、痛み止めや「甘草(かんぞう)」という成分を含む漢方薬が有名です。

二次性高血圧は珍しい病気?

あまり耳慣れないかもしれない「二次性高血圧」という病名ですが、決して珍しい病気ではなく、誰にでも発症する可能性があります。

二次性高血圧の頻度・割合

日本では約4300万人、約3人に1人が高血圧だと推定されています。このうち二次性高血圧は10%以上を占めるといわれています。

二次性高血圧は若い人でもなりうる

二次性高血圧は、若い世代にも多く発症するのが特徴です。年齢が若く、生活習慣にも気をつけているという人で血圧が高い場合は、二次性高血圧の可能性も考えておくとよいでしょう。

ほかにも、高血圧の治療をしているにも関わらずなかなか血圧が下がらない場合や、高齢者で血圧が急上昇した場合などには、二次性高血圧が疑われます。

二次性高血圧の治療法

二次性高血圧では、原因となっている病気に合わせた薬を飲んだり、病気を取り除くために手術をしたりなど、それぞれの病気に合わせた治療が行われます。

原因の特定できない本態性高血圧症は生活習慣病の一種でもあり、血圧を下げる薬を長期間飲み続ける必要があります。しかし二次性高血圧に関しては、原因となっている病気の治療によって血圧が下がれば、長期の治療は必要ありません。

二次性高血圧は受診するべき?

高血圧の基準は、血圧の上の値が140mmHg以上または下の値が90mmHg以上です。ただし、これは診察室で測定された血圧についての基準です。自宅で測る血圧は診察室よりもリラックスした状態で測定されるため、診察室よりも5mmHg低い基準が使われています。

健康診断や自宅で測定した血圧がこれらの基準よりも高い場合は早めに受診し、治療が必要な高血圧なのか、医師の判断を仰ぎましょう。

二次性高血圧を放置すると?

高血圧には自覚症状がほとんどないため、健康診断で異常を指摘されているにも関わらず受診しないなど、未治療の人も多いとされています。

しかし、高血圧の状態が続くと、以下のような病気を発症する可能性が高まります。

・狭心症(きょうしんしょう)

・心筋梗塞(しんきんこうそく)

・心不全(しんふぜん)

・脳梗塞(のうこうそく)

・脳出血(のうしゅっけつ)

・認知症(にんちしょう)

血圧が高いと分かったら、早めに医療機関を受診しましょう。

クリニックプラスでの二次性高血圧の診療の流れ

①血圧の測定

受付を済ませた方は看護師が声をかけますので、血圧を測定していただきます。

②問診

病院や健康診断で測った血圧は、家庭での血圧より高めに出ることが多いです。ご自宅で血圧を普段測っていない方は、まず血圧計をご購入いただき、毎日の自宅での血圧を測定し、記録してもらうことから始めます。ご自宅で血圧を記録している方は、普段どのくらいの血圧で推移しているか、教えてもらいます。血圧手帳や、記録に使用しているアプリなどをご提示いただけるとスムーズに診療が行われます。

すでに血圧の治療を開始しているが、治療に抵抗性のある方、重度の高血圧の方、40歳未満の方、動悸や頭痛・発汗などの症状のある方は、二次性高血圧を疑いながら、以下の診察や検査を行っていきます。

③身体診察

見た目に異常がないか、皮膚所見がないか、視診を行った後、足にむくみがないかなど触診を行ったり、心音や腹部に異常がないか聴診を行ったりします。高血圧の原因が隠れていないか全身を隈なく丁寧に診察します。

④検査

二次性高血圧を疑った場合には、幅広く以下のような検査を行っていきます。

・血液検査/尿検査 ‥ホルモンの数値などを調べます。
・心電図検査 ‥不整脈などがないか調べます。
・簡易検査 ‥睡眠時無呼吸症候群の有無を評価します。

⑤専門病院への紹介

検査で二次性高血圧が疑われた場合、さらに詳しい検査や治療を受けていただくために専門病院をご紹介します。当院は複数の大学病院や総合病院と連携をとっておりますので、速やかにご紹介することが可能です。

また、すでに専門病院での検査を終え、診断がつき、薬でのコントロールで安定している方は、当院で継続して薬の処方や調整を行っていくことが可能です。

二次性高血圧は30〜40代と働く若い世代にも見られる病気です。会社の健康診断などで高血圧を指摘されたものの、忙しくて病院への受診が困難な方、クリニックプラスは平日夜の8時まで、さらには土日祝日も毎日営業しています。事前LINE問診や、事前クレカ決済システムなど、テクノロジーを活用することで待ち時間を少しでも短くする取り組みも行っています。まずは一度、クリニックプラスへ足を運んでいただき、医師の診察を受けてみましょう。

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