手荒れ(手湿疹・主婦湿疹)がひどい 原因と治療法を解説

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手荒れとは、手の甲や指にひび割れやブツブツなどの湿疹ができ、かゆみや痛みが生じている状態です。
手を傷つける刺激物やアレルゲンとの接触、アトピーの素因などが手荒れの原因になります。
手洗いや手指消毒の習慣が定着したことで、最近手荒れがひどくなったという方も少なくありません。
ここでは、手荒れの原因と治療法について解説しています。

手荒れ(手湿疹・主婦湿疹)とは?

手荒れは、手の甲や指にひび割れやブツブツなどの湿疹ができ、かゆみや痛みが生じている状態で、手湿疹とも呼ばれます。
家事によって手荒れを起こしやすい主婦に多いことから、主婦湿疹と言われることもあります。
また、美容師や看護師などの仕事に就いている方も、職業柄、手湿疹を起こしやすいといえます。

手湿疹はストレスと関係がある?

手湿疹は、ストレスと直接関係はありませんが、かゆかったり痛かったりすると日常生活に支障をきたし、ストレスを感じることがあります。
かゆいからといって患部をかいてしまうと、症状が悪化する可能性もあり、セルフケアでも治らない場合は、皮膚科で医師の診察を受けるようにしましょう。

手湿疹の原因

手湿疹の原因は、主に3つに分類されます。

  • 毒性や刺激性をもつ物質との接触
  • アレルゲンとの接触
  • アトピー素因

毒性や刺激性をもつ物質との接触

毒性や刺激性をもつ物質とは、物理的または科学的に皮膚を傷つけてしまうような物質のことで、洗剤・薬品・化粧品・紙・衣服による摩擦などが挙げられます。

アレルゲンとの接触

アレルゲンとの接触が原因で起こる手湿疹があります。
金属・ゴム製品・洗剤・シャンプー・植物など、あらゆるものが原因となります。
また、乳製品・肉魚・小麦などの食品や、動物のフケ・尿などが原因となる手湿疹もあります。

アトピー素因

アトピー素因のある方は、皮膚のバリア機能が弱いために、手湿疹を起こしやすくなっています。
刺激物やアレルゲンと接触すると、他の方よりも症状が強く出てしまう場合があります。

手湿疹の種類・症状

手湿疹を発生原因から分類すると、以下のようになります。

<毒性や刺激性をもつ物質との接触によるもの>

  • 刺激性接触皮膚炎

<アレルゲンとの接触によるもの>

  • 蛋白質抗原に対する接触皮膚炎
  • アレルギー性接触皮膚炎

<アトピー素因によるもの>

  • アトピー型手湿疹

それぞれの原因から起こる、手湿疹の種類と症状について解説します。

刺激性接触皮膚炎の症状

刺激物に触れたところに、乾燥・赤み・腫れ・かゆみなどが生じます。
悪化するとひび割れたり、皮膚が硬くなってしまったりすることがあります。
触れた物質の刺激性が強い場合には、皮膚がただれて、剥がれ落ちてしまうこともあります。
手湿疹の約7割が、刺激性接触皮膚炎によるものです。

蛋白質抗原に対する接触皮膚炎の症状

食品などに含まれる蛋白質抗原がアレルゲンである場合には、すぐにアレルギー反応が出て、症状が現れます。
かゆみや腫れが起きやすく、アレルゲンとの接触を中止すると、症状が軽快していきます。
原因となるアレルゲンの中で最も多いのは食品で、それ以外に動物のフケ・尿、花粉なども原因になります。

アレルギー性接触皮膚炎の症状

手湿疹の原因がアレルギー性接触皮膚炎である場合は、接触してからすぐに症状が出ないことがあります。
遅延型のアレルギー反応で皮膚炎が起こり、手の甲や指・指の間などに症状が出やすく、かゆみが生じたり、小さなぶつぶつができたりします。

アトピー型手湿疹の症状

アトピー性皮膚炎の方に起きやすい手湿疹が、アトピー型手湿疹です。
手の甲にぶつぶつなどができたり、かゆくなったりします。
もともと皮膚のバリア機能が低いため、引っ掻いてしまうと症状が悪化しやすく、跡が残ってしまう場合もあります。

手湿疹の検査

手湿疹の原因を推測するために、「パッチテスト」や「プリックテスト」などの検査を行うこともあります。

パッチテスト

パッチテストは、遅延型アレルギーである「アレルギー性接触皮膚炎」が疑われる場合に行います。

個別にアレルゲンとして、疑わしい物質を皮膚に付着させ検査する場合もありますが、アレルゲンになりやすいと考えられている、24種類のアレルゲンを貼付して検査するキットもあります。
アレルゲンの付着したシートを48時間皮膚に貼り、それ以降の皮膚の状態を観察することで、どのアレルゲンがアレルギー反応を起こしているのかを確認します。

パッチテストについては、こちらでも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
→ パッチテストでアレルギー性接触皮膚炎の原因を見つけて治療しよう

プリックテスト

手湿疹の検査の中で、蛋白質抗原に対する接触皮膚炎が疑われる場合は、プリックテストを行うことがあります。
すぐに出るアレルギー反応の即時型アレルギーに対して行う検査で、パッチテストのように48時間貼付することはありません。
検査方法は、プリック針でアレルゲンを少量皮膚に入れ、15分後に出現したアレルギー反応による皮膚の腫れの大きさを測定します。

手湿疹の治療

手湿疹の治療法と予防について解説します。

原因の除去

手湿疹の治療において最も重要なのは、原因物質の除去です。
洗剤で手荒れを起こす場合は、手袋を使用したり、低刺激の別の製品に変えてみたりするようにしましょう。
アレルギー性の手湿疹の場合には、検査で推測されたアレルゲンをできるだけ避けて生活するようにしましょう。

ステロイド外用薬

手湿疹の症状に応じて、抗炎症作用のあるステロイド外用薬を使用します。
ステロイド外用剤には、抗炎症作用の強さのランクがあるため、市販の薬の中から選ぶ場合は専門家に相談するか、皮膚科で医師の診察を受けて、適切な薬を使用するようにしましょう。

ステロイド外用薬の使い方については、1FTU(フィンガー チップ ユニット)を参考にし、適切な量を塗る必要があります。
1FTUとは、大人の人差し指の先から第一関節まで薬を載せた場合の量のことで、薬のチューブの口の大きさが5mm程度の場合は約0.5gとなります。
その量を大人の手のひら2枚分に使うと、適量であるとされています。
薬のチューブの口の大きさによっては、1FTUの量が0.5gとならないこともあるため、使用する前に確認してみましょう。

保湿剤による予防

手の皮膚が乾燥していると、皮膚のバリア機能が低下しているため、手湿疹を起こしやすくなります。
洗い物をした後、手洗いの後、寝る前など、それぞれのライフスタイルに合わせて保湿剤を使用して、手湿疹を予防しましょう。

ステロイド外用薬と保湿剤は一緒に使っても問題なし

ステロイド外用薬と保湿剤を一緒に使っても問題ありません。
塗る順番については、保湿剤を手全体に塗った後にステロイド外用薬を患部に重ねて塗る方が、ステロイドが患部以外に広がることがないので、塗りやすいと言われています。

クリニックプラスでの手湿疹の診療の流れ

1.問診
症状などの病歴について話を伺います。
LINEの事前問診にお答えいただくと、診療がスムーズに行われます。

2.診察
患部の診察を行います。皮膚疾患の診断は視診が重要で、医師が丁寧に診察を行っていきます。
必要に応じて、上記の検査を行います。

3.治療
外用薬や内服薬を用いて治療を行っていくと同時に、症状を増悪させないための生活指導も行っていきます。

手湿疹はごくありふれた疾患です。
クリニックプラスは、日々お忙しい方でも通院しやすいように、事前LINE問診や事前クレジットカード決済システムなど、テクノロジーを活用することで待ち時間を少しでも短くする取り組みを行っています。
平日20時まで、土日祝日も毎日診療することで、通院しやすい体制を整えています。
手荒れや手湿疹でお困りの方は、是非一度ご相談にいらしてください。

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