おむつ皮膚炎とは?原因と対処法や予防法を解説!

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おむつ皮膚炎とは、おむつをつけた部分にできる接触性皮膚炎です。
軽い場合は、対処法を行うことで改善しますが、悪化するとなかなか治らない場合もあります。
ここでは、おむつ皮膚炎の原因と対処法、予防法について詳しく解説します。

おむつ皮膚炎とは?

おむつ皮膚炎は接触皮膚炎のひとつで、おむつやおむつカバーの当たるところに症状が現れる疾患です。
乳児は肌が薄いので、ちょっとした刺激にも反応しやすく、皮膚のバリア機能も弱いため、かかりやすい皮膚疾患です。
おむつを使用していれば、乳児でなくても大人でも見られます。

おむつ皮膚炎の原因4つ

ここでは、おむつ皮膚炎の原因について解説します。

1.尿や便の汚れ

アンモニアを含んでいる尿は、時間が経つとアルカリ性になり、皮膚を刺激するようになります。
また、便には大腸菌などの腸内細菌や消化酵素が含まれているので、皮膚を刺激し、ダメージを与えます。
尿や便は細菌の餌にもなるため、尿や便があると細菌はさらに増えやすくなります。

2.汗・むれ

おむつの中は高温多湿になるため、細菌が増えやすい環境になります。
また、漏れないように作られていることから通気性が悪く、汗やむれによって皮膚がふやけて傷つきやすくなります。
どちらも炎症が起こりやすくなる要因になるため、できるだけ通気性がよいおむつを選ぶようにしましょう。

3.おむつやおしり拭きによる刺激

サイズが合わないおむつを付けて、ゴム周りが擦れてしまったり、おしり拭きで汚れを落とす際、強く擦りすぎて皮膚を傷つけてしまったりすることがあります。
皮膚が擦れたり傷ついたりした部分は、尿や便の刺激や細菌、むれの影響をより受けやすくなり、皮膚炎が発生する可能性が高くなります。
また、おしり拭きに含まれている成分の刺激で、接触皮膚炎を起こしてしまうこともあるかもしれません。

4.大人に特有なのは加齢

加齢で起こる皮膚の変化は、以下のとおりです。

  • 真皮と表皮、その下の皮下脂肪層が薄くなり、失われることがある
  • 神経終末の数、汗腺や血管の数、メラノサイトの数が減少する

皮下組織の体積が減少するので、その分の弾力性が低下し、バリア機能も損なわれ、乾燥するようになります。
また、紫外線から体を守る力も低下します。
高齢者がおむつ皮膚炎を起こしやすいのは、加齢による皮膚の変化で外的なダメージを受けやすくなっているためです。

おむつ皮膚炎の症状

おむつ皮膚炎は、以下のように進行します。

  1. おむつの縁が当たるところ(太ももの付け根や肛門周囲・下腹部など)に赤みや、赤いプツプツが現れる
  2. おしり全体に赤みやブツブツが広がる、皮膚がカサカサになる
  3. 悪化すると、皮膚がただれたり、水疱が破れたりする

おむつ皮膚炎になるとかゆみやヒリヒリ感といった症状が現れます。症状が強いと痛みを伴うこともあるので、早めの対処が必要です。おむつ皮膚炎は乳児だけでなく、おむつを使っている大人にも起こる疾患です。

おむつ皮膚炎への対処法と予防法4つ

ここでは、おむつ皮膚炎への対処法と予防法について解説します。

1.おむつはこまめに交換

重要なのは、尿や便が皮膚と接触する時間と面積を最小にすることです。
そのために、以下のことに注意します。

  • おむつをこまめに交換する
  • 通気性がよく、サイズの合うおむつを選ぶ
  • 便が緩いときは、便が出たらすぐに交換する

使っているおむつの素材が肌に合っていない可能性もあるので、その場合は他のメーカーのおむつ製品に変えてみるのもひとつの方法です。

2.排泄後は、濡れた柔らかいタオルで清拭

おしりが常に清潔な状態であるようにしましょう。
そのために、以下のことに配慮します。

  • おむつ交換時は、濡れたやわらかい布やおしり拭きシートで、押さえるようにやさしく拭き取る
  • 汚れが落ちにくい時はシャワーで洗い流す
  • 皮膚が乾いてから新しいおむつをつける

おしり拭きは濡れたタオルと同じで、ゴシゴシと強くこすると皮膚が傷つき、症状は悪化してしまいます。
拭き方を見直すだけで改善することもあります。

3.お風呂はぬるま湯で刺激せず、短時間に

おむつ皮膚炎の肌は、少しの刺激でも染みてしまいます。
湯温は普段よりも低めにし、短時間でさっと洗いましょう。
低刺激の石けんやボディーソープをよく泡立て、やさしく洗うようにしてください。

4.保湿剤で皮膚を保護

おしりを清潔にしたら、白色ワセリンやベビーオイルなどの保湿剤で肌を保護します。
保湿剤は肌を刺激から守り、バリア機能を高める役目を持っています。
皮膚の上にのせるようにやさしく塗りましょう。

対処しても治らないときは医療機関を受診する

ここでは、おむつ皮膚炎で医療機関を受診した場合の診断と治療について解説します。

1.診断

おむつ皮膚炎の診断は、医師による視診や問診で可能です。
真菌への感染が疑われる場合には、患部の皮膚(組織)を少しだけ取って、顕微鏡で観察します。
カンジダ属真菌が見つかれば、カンジダ皮膚炎です。

カンジダ皮膚炎はおむつ皮膚炎とよく似ていますが、専門医は視診で6割以上、顕微鏡検査で8割以上、診断できます。
カンジダ皮膚炎は、おむつが直接触れないところ、例えば皮膚のしわの間にも症状が出るのが特徴です。
おむつ皮膚炎にカンジダ皮膚炎が合併して、発症する場合もあります。

カンジダ皮膚炎以外に、とびひ、おむつ部乾癬(かんせん)、汗疹(かんしん、あせも)、多発性汗腺膿瘍(たはつせいかんせんのうよう、あせものより)、肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)、疥癬(かいせん)などの場合があります。

2.治療

おむつ皮膚炎の治療には、以下のような外用治療薬が使われます。

  • アズノール軟膏:非ステロイド性抗炎症作用の外用薬
  • 亜鉛華(あえんか)軟膏:湿疹を乾かし、皮膚を保護する外用薬
  • ステロイド外用薬:抗炎症作用の外用薬
  • 抗真菌外用薬:真菌に対して作用を示す外用薬

アズノール軟膏・亜鉛華単軟膏の作用は、ステロイドのように強くはありませんが、長期間使っても安心な塗り薬です。
ステロイド外用薬の強さはさまざまですが、皮膚が薄い赤ちゃんの場合は、弱めのものを使うことが多いです。
顕微鏡検査で真菌が確認されると、抗真菌外用薬が処方されます。

クリニックプラスでのおむつ皮膚炎の診療の流れ

①問診
症状などの病歴について話を聞きます。
LINEの事前問診にお答えいただくと、診療がスムーズに行われます。

②診察
患部の診察を行います。皮膚疾患の診断は視診が重要です。
医師が丁寧に診察を行っていき、必要に応じて上記の真菌検査を行います。

③治療
外用薬や内服薬を用いて治療を行っていくと同時に、症状を増悪させないための生活指導も行っていきます。

おむつ皮膚炎はごくありふれた疾患です。
クリニックプラスは忙しい方でも通院しやすいように、事前LINE問診や事前クレジットカード決済システムなど、テクノロジーを活用することで、待ち時間を少しでも短くする取り組みを行っています。
また、平日20時まで、土日祝日も毎日診療することで、通院しやすい体制を整えています。
あせもでお困りの方は、一度相談にいらしてください。

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