ジェルネイルやスカルプネイルなどの付け爪を外したら、爪が緑色になっていて、驚いたという経験はないでしょうか。
痛みなどの症状がないと、しばらく放っておこうと考える場合もあるのではないかと思います。
爪が緑色になる疾患にはどのようなものがあるのか、放置しても問題ないのかについて解説します。
爪が緑色になる疾患
爪が緑色になる疾患には、次のようなものがあります。
・グリーンネイル
グリーンネイル
グリーンネイルは緑色爪ともいい、その名のとおり爪が緑色に変色する疾患です。
緑膿菌(りょくのうきん)という細菌の一種が、爪に感染することで発症します。健康な爪では起こりにくく、カンジダなどの真菌に感染していたり、ジェルネイルやスカルプネイルなどの付け爪をしていたりする場合に発症することが多いです。
手の爪だけでなく、足の爪にも起こります。
グリーンネイルになっても、かゆみや痛みなどの自覚症状が出ないため、気づいたときには悪化して、爪が割れたりニオイが発生したり、やすりで削っても色が残ってしまったりすることもあります。
普段から爪を清潔に、健康に保つことを心がけましょう。それでもグリーンネイルになってしまったとき、ジェルネイルやスカルプネイルなどの付け爪をしている場合には速やかに外し、皮膚科を受診して、状態に応じた適切な治療を受けるようにしてください。
爪の変色が気になる場合は、一度受診を
「爪が少し変色しているだけ」と自己判断で放置したり、その上からジェルネイルなどを付けたりしてしまうと、さらなる爪のトラブルに進展する恐れがあります。
また、もともと緑膿菌以外の菌に感染している可能性もあります。
適切な診断と治療のためにも、爪の変色が気になる場合には、一度医療機関を受診するようにしてください。