感染性心内膜炎とは?高齢者や原因不明の発熱には特に注意!

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感染性心内膜炎(かんせんせいしんないまくえん)とは、心臓の内側表面を覆う心内膜に起きる感染症です。
発熱で始まることが多い疾患のため、風邪だと思ってしまうかもしれませんが、いつもの風邪とは違うと感じられる症状がある場合は注意しましょう。
ここでは、感染性心内膜炎の原因や症状、検査方法や治療について詳しく解説します。

感染性心内膜炎とは?

感染性心内膜炎とは、心臓の内側表面を覆う膜(心内膜)に細菌が感染することで起きる病気で、多くは心臓の「弁」と呼ばれる構造物やその周囲に細菌の「巣」が形成され、発熱などの症状を引き起こします。
とても珍しい病気ですが、放置すれば脳梗塞や弁膜症、心不全の原因となり、場合によっては命の危険にさらされる病気です。
感染性心内膜炎にかかりやすいのは、以下のような方です。

  • 心臓弁膜症や先天性心疾患がある方
  • 糖尿病やHIV感染などの理由で、免疫機能が低下している方
  • がんやリウマチなど、免疫を抑制する治療をしている方
  • 長年、透析や注射による治療を受けている方
  • 歯の衛生状態のよくない方

1年間で、10万人のうち3~7名が感染性心内膜炎にかかるといわれています。
免疫機能の低下が原因となることが多いため、加齢によって免疫機能が低下している高齢の方も注意する必要があります。

感染性心内膜炎の原因について

感染性心内膜炎は、細菌(まれに真菌)が心臓弁や心内膜に感染して発症します。
細菌が体内に侵入する原因の例として、以下のようなものが挙げられます。

  • 歯肉炎や虫歯の抜歯治療
  • 皮膚やその他の部位の感染症
  • 内視鏡検査及び治療
  • 扁桃腺の切除術
  • 心臓カテーテル治療、開胸術、人工弁置換術など

特に、心臓の中の僧帽弁や大動脈弁という弁に細菌は付着しやすく、正常な弁よりも人工弁や損傷している弁で感染が起こりやすいといわれています。
そのため、感染性心内膜炎を発症するリスクが高い方は、抜歯や手術・検査などの前に、予防のために抗菌薬が処方されることが多くなっています。

感染性心内膜炎の症状と受診について

感染性心内膜炎の症状と受診について解説します。

主症状は3種類

感染性心内膜炎では、大きく分けて3種類の症状があります。

  • 感染症状:発熱や全身倦怠感、食欲不振など
  • 心臓の症状:呼吸困難、浮腫(ふしゅ)などの、心不全症状や不整脈など
  • 塞栓(そくせん)症状:半身麻痺(脳梗塞)、血尿(腎梗塞 じんこうそく)、腹痛(腸管膜動脈塞栓 ちょうかんまくどうみゃくそくせん)、手足の指の先にできる痛みを伴う赤い斑点(オスラー結節)、爪の下に生じる線状の出血(爪下線状出血 そうかせんじょうしゅっけつ)など

細菌による感染症状として、多くの場合、発熱や全身倦怠感、食欲不振などが現れます。
細菌の塊(菌塊 きんかい)が心臓弁を破壊して、弁逆流が起きている場合には、心雑音が非常に高い頻度(80~85%)で聴こえます。
菌塊が心臓だけにとどまらず、血流に乗って身体の別の部位に運ばれ、末梢血管に詰まってしまって起きる塞栓症状が現れる場合があります。
塞栓症状は、脳や腎臓・腸・手足など、あらゆる臓器で起こり得ます。

受診の目安と医療機関の選び方

感染性心内膜炎は、発症時に特徴的な症状が出ないため、すぐに診断することが難しい病気です。
原因不明の熱や疲労感、息切れが長く続く場合や、塞栓症状のような風邪では説明がつかないような症状を認めた場合には、必ず受診してください。
感染性心内膜炎は見逃されやすい病気です。
まずはかかりつけ医やお近くの内科で相談してみるのもよいですが、なかなか症状がよくならない場合には、感染性心内膜炎の治療を専門とする循環器内科を受診してみるとよいでしょう。
手足が動かしにくいなどの麻痺症状や、息が苦しいなどの呼吸苦症状を伴う場合には、大学病院や総合病院の救急外来の受診も検討してください。

感染性心内膜炎の検査と診断

感染性心内膜炎の診断のためには、血液検査・心エコー検査(経胸壁心エコー検査)・血液培養検査をする必要があります。
塞栓症状を認める場合には、塞栓が疑われる部位の造影CT検査を行う場合もあります。

血液検査

細菌が体内に感染することで、白血球やCRP(C反応性蛋白)と呼ばれる炎症マーカーの数値が上昇するので、それらを確認します。また、体の臓器に障害が起きていないかを知ることもできます。

心エコー検査(経胸壁心エコー検査/経食道心エコー検査)

心エコー検査では、弁に付着する菌塊や、弁の損傷、逆流の有無を確認します。
胸部から機器を当てる「経胸壁心エコー検査」で大動脈弁や僧帽弁がはっきり見えない場合は、胃カメラのような形のプローブを食道に入れる「経食道心エコー検査」をします。
通常のエコー検査では、肺や骨に邪魔されてよく見えなくても、食道から超音波を当てた場合はくっきりとした画像が得られます。

血液培養検査

原因菌を調べるため行うのが血液培養検査です。
原因菌がはっきりすると、どの抗菌薬が効くのかがわかるので、治療の手助けにもなります。
血液培養検査で細菌が検出され、心エコー検査で心臓内菌塊が見られた場合に、感染性心内膜炎と診断します。

感染性心内膜炎の治療・治療期間・予後について

ここでは、感染性心内膜炎の治療・治療期間・予後について解説します。

治療は抗菌薬で細菌を死滅させる

抗菌薬を静脈内に投与して細菌を死滅させると同時に、心不全の治療をします。
心不全の治療のためには、酸素投与や利尿剤などを投与して心臓の負担を減らします。

治療期間は6~8週間程度

一般的に6~8週間、抗菌薬の投与を継続します。抗菌薬による治療で効果がない場合は、手術も検討します。
また、症状は安定していても菌塊が大きくて全身に飛び、状態が悪化する危険性がある場合も、手術を検討しなければなりません。

適切な治療で治癒(ちゆ)は見込める

年齢や感染期間、人工弁の有無、病原菌の種類などによっては治療に難渋してしまう場合もありますが、抗菌薬による治療をしっかり行うことで、多くの場合は治癒します。
ただし、高齢者の場合は併存疾患が多いために、長期の予後は悪いと言われています。

クリニックプラスでの感染性心内膜炎の診療の流れ

①問診

患者さんからのお話に診断のためのヒントが隠されているため、症状の詳細について丁寧に問診をします。
(LINEの事前問診にお答えいただきますと、よりスムーズな診療を提供できますのでご協力ください)

②身体診察

心臓の音に雑音がないか、呼吸音に異常がないかなどを確認します。
場合によっては、指先に赤い斑点や爪の下に出血を認める場合もあるので、全身を丁寧に診察します。

③検査

感染性心内膜炎が疑われた場合には、血液検査や心エコーを行います。
血液検査では細菌感染を疑う所見がないか、心エコーでは弁などの構造物に細菌が付着していないかを観察します。

④専門病院への紹介

感染性心内膜炎の治療は、長期入院のうえ、抗菌薬の治療が必要不可欠です。
感染性心内膜炎が疑われた場合には、速やかに専門治療が受けられる大学病院や総合病院を紹介します。
当院は多くの大学病院や総合病院と連携をとっておりますので、速やかに紹介することが可能です。

感染性心内膜炎は、原因不明の発熱症状の訴えなどから診断に至る場合がよくあります。
すぐに診断にたどり着くのが難しい病気ではありますが、手遅れになると全身に菌が流れてしまい、脳梗塞などの重篤な病気にもつながるので注意が必要です。
気になる症状がある場合は、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

クリニックプラスでは、事前LINE問診や、事前クレカ決済システムなど、テクノロジーを活用することで待ち時間を少しでも短くする取り組みを行っています。
また、平日は20時まで、土日祝日も毎日診療しています。お気軽にご相談にいらしてください。

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